自社ホームページで簡単にサブスクサービスを開始する

よく見るサブスクリプションサービス“サブスク”とは!?

すでにご利用になられている方ならもちろんご存じかと思いますが、サブスクとは「定期購読」サービスを指します。

一般的に月額一定の料金をお支払することで、サービスを継続的に受けられるものを指します。

月額無料~980円で5000万曲の中から自由に音楽を聞き放題のSpotifyや、トヨタの新車を月額で利用できるkintoなどが有名です。

中には、香水のサブスクや家具のサブスク、ブランドバックのサブスクなど様々なサービスがあり、幅広く展開されており、徐々に一般的なものとなってきています。

サブスクは、ユーザーにとっては通常購入すると高額な費用が発生するものを、月額費用でお支払してサービスを受けられることもあり、サービスを利用しやすくなることが最大のメリットとなります。

事業者側は、ストック収益が安定的に確保できることから、経営の安定化を図ることが可能です。

特にこのストック収益による安定化は、多くの経営者様が求められる要素で、経営基盤を作るのに大きな柱となります。

サブスク導入の落とし穴!よくある失敗例

お客様からスタートアップ時に、サブスクリプションサービスを始めたいというご相談を受けることがあります。

web業界のお客様だけでなく、様々な業種でサブスクサービス立ち上げを検討される方も少なくありません。

特に、フロー収益で事業を行われてきたお客様には、ストック収益は魅力的に映るようで、月額で定期的に収益が積み上がるモデルは事業の安定的な基盤作りに繋がります。

しかし、よくありがちなのが「月額何円 × 何人 = 売り上げ何円」という収益の掛け算ばかりに着目して、肝心のサービスがそもそもユーザーに受け入れられるものでなかったり、ニーズの無いサービスを検討している事に気づかない場合が少なくありません。

また、画期的なサービスを閃いたように見えても、実は競合がひしめき合っている超レッドオーシャンサービスという、単純な見落としもよくあります。

まず、最初に求められるニーズと市場性があるか、競合はどの程度いるか、優位性はどこかなど、収益モデル以外の根幹の部分を考える必要があります。

と少しネガティブな要素にも聞こえますが、ここまでは失敗例ではありません。

なぜなら、こういった事業の場合やってみなければわからない場合がほとんどだからです。

大きな問題は、高額の費用をかけてシステムをガチガチに作ることです。

どんなサービスも、走りだしてみないとお客様の声や、障壁に気づかないことがほとんどです。

予算を大きくかけて大規模なシステムを組み上げた後に「これターゲットずれてない?・・」「サービスのコアはここじゃなくない?・・」という事に気づいた場合、0から作り直しになる可能性も高く、やり直しに対するコストも時間も膨大にかかります。

綿密な計画のもと進めることはとても重要ですが、計画を計画通りに完璧に進めるのは、針の穴を通すような進め方です。

最低限のリスクでサービスを拡大するリーンスタートアップ

リーンスタートアップとは、起業家のエリック・リースが提唱した考え方で、仮説をたて、ニーズを満たす最低限の製品・サービスを構築し、リリース、結果を計測し、次につなげるサイクルでサービスを成長させていく考え方です。

解釈は様々で、諸説はありますが、必要最低限のプロダクトをローンチし、まずは見込み顧客の方の声を汲み取り、製品・サービスの質の向上につなげたり、サービス自体を変化させる手法です。

最低限・最速で市場に投下してしまい、市場の声から判断するという考え方とも言えます。

これは、自身のサービスの見落としていた点に気づき、改善できるというだけでなく、ピボット(事業の転換)が可能というだけでなく、撤退障壁を下げることもできます。

まずは、テストのサービスを走らせてサービスを向上させ、顧客を集め、成果が上がるサービスであることを確認できた段階で、フルスクラッチでシステム開発、組織作りを行うことでリスクも減らす事が可能です。

簡単に自社ホームページで始めるサブスクサービス

では、サブスクリプションサービスはどのように始めれば良いでしょうか?

サブスクリプションサービスは、

1、提供するサービスを用意する

2、月額決済の仕組みを用意する

ざっくりと申し上げますと、この二つが可能になれば、可能となります。

Webサービスであれば、会員区分を作って支払いをしている会員が閲覧できる、ページやコンテンツを用意して、支払いがなければ会員から外し、制限をかけることでサブスクリプションサービスの提供が可能です。

この最低限の機能でテストするだけであれば、大規模なシステム構築を行わなくてもwebサイトと定期決済の仕組みがあれば、始める事が可能です。

問題は、決済システムです。ここにシステム構築が必要と考えられる方が多いようですが、こちらも工夫で費用を抑えて導入が可能です。

ペイパルの定期購読を使う

ペイパルは、 世界で3億人が利用するカード決済、送金などを可能にするサービスです。

ペイパルは、ビジネスアカウントがあればホームページに決済ボタンをつけ、お客様からのカード決済や銀行振込を受け付けることができるサービスが用意されています。

この機能の中に、「定期購読」に関する機能があります。

定期購読は、名称の通り定期的にコンテンツを利用する代わりに費用を支払う機能で、このペイパルのボタンを設置すれば誰でも簡単に月額費用の回収を行うことができます。

また、ネットフリックスなどを見ればわかりますが、最初の1ヶ月無料、半額などのお試し期間などもこのボタンで設定することが可能です。

プランごとにいくつかのボタンを用意することで、ユーザーごとに異なるプランの費用を回収することが可能です。

これを使えば、大規模な決済システムを最初から作らずともサブスクリプションサービスを始めることができます。

ペイパルの利用は、決済手数料が発生しますが、月額費用等はかからず無料でご利用することができます。

会員サイト・限定コンテンツの配信にはワードプレス

例えば、限定コンテンツを配信するようなwebサービスでサブスクリプションサービスを作成し、月額決済されている方にコンテンツを提供するなどの場合、ワードプレスとペイパルで作成することが可能です。

ワードープレスには、会員区分で表示・非表示を切り替えられるプラグインがあります。

また、決済されている方とそうでない方で会員区分を分けることができますので、決済された方のみ閲覧可能なページを作成することが可能です。

情報商材を販売される方や、会員限定の動画配信をされる方など、この機能とペイパルを紐づけることでコストを抑えてサブスクリプションサービスを開始することが可能です。

成功に近づける為のステップ

現在大規模になっているサブスクリプションサービスやシェアリングエコノミーサービスも小規模で最低限の機能からスタートしているサービスも少なくありません。

大規模なシステムを構築してサービスをスタートさせることも重要ですが、そこに時間とコストがかかりすぎるとタイミングを見誤ることも考えられます。

まずは最低限の機能とニーズを満たすサービスを作り、早く、コストを抑えて公開することがオススメです。

公開後に出てきたお客様の声や気づき、市場の反応からサービスを向上させ、唯一無二のサービスへと高めていただければと思います。

会員向けサイトの構築を行う際は以下で格安で制作可能ですので、ぜひご検討ください。

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