工場・製造業など
目次
工場や製造業のweb戦略は、大小含めて様々な要素を求められています。
集客面だけでなく、お客様対応や優秀な人材の採用まで様々で、一社一社によって異なった戦略を求められます。
webサイトを会社の顔として、名刺代わりに使うことはもちろんですが、お客様満足度の向上やリソースの軽減、ブランドの強化など様々な使い方が可能です。
製造業での事例を交えてご紹介させて頂きます。
取引実績、事例、メディア掲載実績は細かく記載
製造、メーカーに新規で仕事を依頼したり、新たな製品を購入する際、何よりもその企業が信用できる企業かどうかを重要視します。
長く継続して取引を続ける可能性があるので、お客様も業者選定は当然慎重になります。
お客様が新たに取引先を探す際も、ホームページを細かく見られています。
製品の強みや特徴、細かいスペックは当然記載が必要になりますが、製品情報以外の部分を細かく記載することで会社への信頼度が高まります。
記載すべき箇所は
- 取引実績、取引先
- 納入事例、ビフォーアフター
- メディア掲載実績
- 拠点(海外拠点)
- 代表、役員の経歴
など、信用につながる要素は細かく盛り込む必要があります。
新卒採用には何をやっている会社かがわかるように
東証一部上場企業が新卒採用の際に実際にあった話です。
新卒採用を行うにあたって、対象がどんな人でコンセプトとして何を打ち出すかは重要な要素です。
それを洗い出すために、前年度採用した新卒の方にインサイトを取りました。
そこでわかった大きな要素として
「実は何をしている会社かよくわかっていなかった」
という意見がとても多くあることがわかりました。
東証一部上場企業で、世間に対する露出も多いのですが、実際には細かい業務内容などはあまりわかっていないケースが多いのです。
これは、名前は知っていても特殊な製品を製造していたりと、新卒の方にはわかりにくいものとなっている為です。
そこで重要なコンテンツとなるのが、まず最初に「私たちは何を作っている会社です。」という当たり前の、工場見学のようなわかりやすいコンテンツを最初に掲載する必要があります。
この中に、会社が担っている社会的役割や強みを記載することで、求職者の興味を高めることができます。
また、わかりやすい実績の記載も必要です。
上場企業であれば、その内容を記載することはもちろん、安定的な売り上げが得られているのであれば、何年連続黒字経営などの記載をします。
これは、求職者ではなく、その親御さんに向けたメッセージとなります。
採用専用のwebサイトを閲覧される、1/3程が親御さんというケースが少なくありません。
安定的で今後も発展の見込める会社に自分の子供を預けたいとの考えからこういった結果につながっています。
見られるユーザーが誰なのかのペルソナを明確にしてコンテンツ作成を進めましょう
カスタマーサポートでリソース軽減
製品に複数のオプションが存在し、設置先での利用方法が様々な形に分岐する企業にあった事例です。
この会社は、小型で導入しやすい費用の製品を扱っていたこともあり、webサイトからの売上が十分にありました。
問題は、製品が様々な場面に対応するために膨大なオプションパーツを用意していたことにありました。
お客様からは、毎日「自分の会社の製造ラインは○○です。これにあった製品は何と何を購入すればいいですか?」という電話が鳴りやまず、ここに多くの人員を割いていました。
当然売り上げにつながることですので、この対応は無下にはできません。
このお客様対応に自社webサイトが役立ちました。
製品を選択するにあたって、「あなたの会社はAですか?Bですか?Bを選んだ会社の扱っている製品はAですか?Bですか?Cですか?」と、チャート式でお客様に選んでもらう方法をとりました。
こうすることで、製品選択に関する問い合わせが減り、電話対応のスタッフを大幅に減らすことに成功しました。
このように、集客だけでなくお客様対応に当たらせることができるのもwebサイトの魅力です。